包茎治療を徹底解説！包茎手術はどんな流れで行われる？

包茎を脱するために行う治療。「どうやって包茎を治すの？」気にはなるけど、費用や治療内容、手術の流れにちんちんにかかる負担など、心配な点は多いです。

ここでは、包茎治療に関するすべての内容を紹介します。

治療の流れの前に、包茎手術の内容を知ろう！

包皮を覆っている包皮を無くし、亀頭部をつねに露出させるのが包茎手術。

包茎を治療する時の流れは、細かい違いはあるものの包茎手術の種類に関わらず基本的に同一の流れを取ります。

包茎手術の種類は包茎の状況によって異なります。

包茎手術の方法と特徴

包茎手術には切開や切らない方法で施術するもの、近年ではクリニックによって異なる様々な手法（術名が違う）があります。ここではいくつかの代表的な施術方法を解説していきます。

切る包茎手術

環状切開術

余っている包皮を、ペニスに沿って環状に切除する(輪切り)包茎手術。主に仮性包茎に行われる手術です。ペニスをできる限り伸ばして、ぐるっとペニスを一周分するように包皮を取り除きます。傷跡が目立ち、ペニスがツートンカラーになることもあります。

背面切開術

包皮先端(カリ)の背側を縦に切開し、包皮輪を広げる包茎手術。主に真性包茎やカントン包茎に行われます。環状切開術と違い、半周分だけ包皮を切除するので傷跡が目立ちにくくなります。

亀頭直下切開

「亀頭直下切開」は、余分な包皮を亀頭直下で切除し、そのラインで縫合する手術。この手法では、包皮を亀頭のくびれた部分と陰茎の境目に沿って切除するため、傷跡が目立ちにくくなります。手術では、表面、側面、裏面を確認しながら包皮を計測し、デザインします。切除後の縫合により、初期は皮膚の色が異なることがありますが、時間が経つにつれて傷跡は目立たなくなるため、外見上の自然さが保たれます。

亀頭直下埋没法

環状切開術と同様に環状に切除する(輪切り)するも、切除場所が亀頭直下部分になる手術。勃起状態のペニスのサイズに合わせて、亀頭の下の部分の包皮を切除し、亀頭下部で皮を縫合します。位置的に傷跡を目立たなくさせることができますが、性感度を下げる恐れもあります。

根部環状切除術

ペニスの根元部の包皮を切る包茎手術。傷跡が陰毛で隠れるのて目立たず、亀頭部から離れているため性感帯も温存できます。

ただし、重度な真性包茎・カントン包茎では手術ができないことがあります。

Vカット小帯温存法

亀頭直下埋没法と同様の包茎手術。従来の亀頭直下埋没方と違い、V字カットによる切除で性感帯とも言われる裏筋（小帯）を残し、かつ傷跡を目立たなくさせ綺麗な仕上がりにします。高度な技術を用いる包茎手術で、手術費用も高額です。

切らない包茎手術

基本的に切らない包茎手術は仮性包茎に適用されるもので、他の包茎では対応できない場合が多いです。包茎の状態によって判断されるため、まずは一度診察することから始まります。

亀頭増大手術

ヒアルロン酸等を注入し、亀頭を増大して包皮が亀頭に被らないようにする包茎治療。恒久的な治療では無いので、元に戻ってしまうデメリットがある。

ナチュラルピーリング法

余った包皮をペニスの根元部分に引っ張り、医療用糸で固定する包茎治療。包皮を剥いて亀頭を露わにする方法のため、自力で剥けない真性包茎・カントン包茎には適用できません。

接着剤固定法

包皮を剥いた状態で医療用接着剤を用いて、亀頭が剥けている状態に固定する包茎治療。主に、包皮の剥き癖をつけることを目的としたものです。効力に限りがあり、ほとんどのクリニックではこの方法は取り扱いされていません。

埋没陰茎矯正術

体の中に埋まっているペニスを体外に引き出すことで、物理的な長さを増させて包皮を剥く包茎治療。陰茎と恥骨を固定している靭帯を、医療用の糸を用いて引き出します。ただし、被り量の多い包茎では、ペニスを長くしても包皮が剥けきらないことがあります。

包茎治療・包茎手術の流れを詳しく解説！

実際に包茎治療・包茎手術を受けるとなると、最初から最後までどのような流れになるのかが気になるポイントです。

そこで、包茎治療・包茎手術の流れを解説していきます。

包茎治療・包茎手術の流れを知っていることで、不安や心配な点も薄れてくると思います。

①包茎手術の予約

包茎手術を行うため、一番最初にすることはクリニックの予約です。

ネットや雑誌などに包茎治療のクリニック情報が記載されていますので、そちらのメールアドレスや問い合わせフォーム、電話番号に電話しましょう。手術をしたい旨を伝えることで、すぐに日程を決めることができます。

一番早い方法は電話での予約ですが、メールや問い合わせフォームからの連絡を私はおすすめします。包茎に対する悩みは決して軽いものではなく、予約には勇気が入ります。まずは文章で伝えることで、予約へのハードルを下げることができます。

②カウセリング・オプション選択

包茎手術の予約をしたら、定めて日時にクリニックに赴きます。最初の訪問はとても不安や緊張を抱えると思いますが、いきなり手術するわけではなく、最初はカウセリングから始まりますので安心してください。

カウセリングでは、自分の包茎に対する悩みや手術に対する疑問・不安を、医師が解消してくれます。手術の内容や費用の説明もこの場で行われますね。面談形式でこちらの相談に乗ってくれる場、と考えればOK。包茎で抱えている悩みを全て打ち明けましょう。

このカウセリングで、実際に自分の包茎を医師に見せ、手術の内容や費用についての見積もりを取ってもらいます。手術のオプション選択も、このタイミングで医師の助言のもと、選択できます。

見積もりをもとに、手術を受けるかどうかを判断する流れとなっています。もちろん、予想以上の金額になってしまったり、手術の内容に不満があったりした時は、手術をしなくても大丈夫です。基本的にカウセリング自体は無料となっていますので、そこは安心してください。

また、会計方法もこの場で決める流れとなっています。現金やクレジットカードで支払える場合は、術後にその方法で支払えば良いですが、厳しい場合は医療ローンを組むことができます。

カウセリングが終われば、医師と手術日を決めます。カウセリング当日に手術を行うことも可能です。

③包茎手術

包茎の手術は、麻酔→切除→縫合の流れで行われます。具体的な工程は、包茎手術の種類によって多少の差はあるものの、局所麻酔を打ち、ペニスの皮を切り取り、残った皮を縫合するといった段取りです。所要時間はおよそ30〜60分。

麻酔は家に帰るまで効果が持続しますので、術後の帰り道で激しい痛みを伴うことはめったにありません。万が一我慢できない痛みを感じたらすぐクリニックに連絡し、医師の指示を仰ぎましょう。

④費用の会計

包茎手術が終われば、会計をします。カウセリング時に選択した会計方法で支払うのが一般的です。

会計と同時に、包帯・軟膏・痛み止めの薬が処方されます。包茎手術は外科手術のため、手術した傷口からリンパ液がでることや出血することがあります。傷口が治るまでは痛みを伴うことももちろんあります。

そういった場合に処方された包帯・軟膏・痛み止めの薬を使います。

クリニックにもよりますが、基本的にこれらは何度でも処方してもらえますので、足りなくなったらもらいに行きましょう。

⑤アフターケア・抜糸

包茎手術の術後、自然治癒で傷口が治るまでは特に何かすることはありません。処方された痛み止めを飲み、軟膏を塗って包帯を取り替える日々が流れます。ただ、この際に何かトラブルが起これば、すぐにクリニックに行きましょう。

また、ナイロン糸で縫合した場合は、手術の傷口が治った段階で抜糸する必要があります。抜糸は、手術日から14日以降の日時で行われます。14日よりも前だと、傷口が完全に治りきっていないため、抜糸はできません。

抜糸は、麻酔を一切せずに行われますが、あまり痛みは感じません。抜糸は10分程度で終わります。

抜糸は基本料金の中に費用が含まれていますので、特に追加の費用はかかりません。手術日の会計で抜糸の日程を決めるのが一般的ですが、術後の14日以降であれば、メールや電話で抜糸日の予約をすることも可能です。

抜糸が終われば、晴れて包茎の手術は終了！

ただし、ここで気をつけなければいけないことが……。

悲惨、包茎手術の落とし穴！術後はしばらく自慰やSEXができない？

包茎の手術をした後、術後の4週間は自慰やSEXができません。術後は、傷口が完全に治っていないため、濡らしたり刺激を与えてはならず、術後2週間は入浴は控える、4週間は、自慰やSEXを控えてください。

お風呂に入浴ときは、ビニールでペニスを覆い、根本を輪ゴムで止めるなどして濡れないように対処する必要があります。

激しい刺激にも耐えられるようになるのには、少なくとも術後から4週間はかかります。その間はもちろん、自慰やSEXは禁止です。

包茎の手術をした後は、ほとんどのケースで傷口が治ろうとしてリンパ液や血が出ることがあります。

その場合、慌てずに包帯を変えて軟膏を塗ってあげることが大切です。出血でパニックになってしまう人が多いようですが、「必ず出るもんだからしょうがないかぁ」と余裕を持った心で対処しましょう。

包茎の治療を受ける年齢層

包茎の治療で多い年齢層は幅広く、20〜40代が多いです。年齢層に幅があるのは、包茎に対して強く悩みを抱える年代は20代であり、経済的に余裕が出てくるのが30〜40代からだと言えます。

包茎の治療には未成年の場合、保護者との同伴が必要になるため、10代は少ないようです。包茎はとてもデリケートな問題をなので、中々両親に打ち明けることも手術に同伴してもらうよう頼むことも、難しい現状があります。

60〜70代で包茎手術をする人はいる？

60〜70代だと、介護のために包茎の治療をするという理由が多くなってきます。

介護では全身を洗ってもらったり、排尿の世話をしてもらったりするわけですから、やはり包茎を見せるのは恥ずかしいと考える人も。また、包茎だとしっかり陰茎を掃除できず、介護の人に迷惑をかけるからといった理由から治療を受ける人もいます。

治療内容ってどうなっているの？かかる時間は？

包茎の治療は、余った皮を陰茎の半分に当たるところで輪切りに切断し、残った皮と陰茎本体を糸で縫合する内容になっています。

手術にかかる時間は30〜60分ほどで、局所麻酔（陰茎付近だけ感覚がなくなる）で行われます。

入院することなく、日帰りで手術が行われます。

手術にかかる費用相場は？

手術にかかる費用は、手術の様式によって異なります。また、同じ手術様式でも個人の陰茎の状態によって料金が変動するため、各クリニックが公式サイトで提示している料金は基本額だと認識しておきましょう。

抜糸を必要とするナイロン糸を用いる場合はおよそ7万円、抜糸を必要としない吸収糸だと10万円前後が目安ですが、クリニックによっては糸の種類による料金の違いがないところもあります。

また、基本的に切らない包茎手術は包皮を切断する包茎治療と比較して料金が半値程度になります。ただし、切らない包茎治療は術後しばらくすると元に戻るケースがあったり、そもそも包茎が改善されない可能性もあったりするので注意してください。

ほとんどのクリニックは、包茎手術に関する相談・カウンセリングを無料でおこなっています。自身に合った手術法は、専門医にしかわからないのが実情です。個々の患者の悩みに寄り添う形で適切な案内をしてくれるはずなので、包茎手術を検討している方はクリニックに相談してみましょう。

オプションの内容

クリニックによってオプションの種類や料金は異なりますが、縫合する場所をカリの裏にして「V字」にするプランや、むき出しになった亀頭が感じる刺激を少なくするヒアルロン酸注射を打つプランなどがあります。

基本的に、残った皮が縫合される場所は陰茎に沿って円状です。棒の周りに沿って縫われるので縫った痕が残る場合があります。

手術痕が残るのが気になる場合は、カリの裏で「V字」に縫合することで、手術したことがわかりにくくすることが可能です。カリ裏に残った皮を集めて縫合することで皮がカリ裏に与える刺激を軽減でき、早漏の対策にもなります。

また、手術後にむき出しになった亀頭は、長年皮によって守られていたので、外部からの刺激に敏感になっています。その刺激を和らげるためには、ヒアルロン酸を亀頭に注入するのが一般的です。

ヒアルロン酸注射の1本あたりの料金目安は10万円前後、亀頭のサイズによって注入する本数は異なり、2〜3本ほど必要な場合が多いようです。

オプションは、より快適に手術を受けるため、もしくは術後の仕上がりを良くするために追加するものです。必ずしも必要なわけではないので、予算に応じて検討しましょう。

一括払いが難しい方は医療ローンがおすすめ

包茎手術は基本的に保険治療の対象外となり、高額な手術費を全額自身で負担することになります。一括で支払う余裕がない方は、医療ローンの利用がおすすめです。医療ローンを利用すれば手術費を複数回に分割して支払うことができ、生活にかかる負担を軽減できます。

ただし、医療ローンを利用するには審査を受ける必要があります。基本的には、定期的に収入を得ている方なら審査落ちすることはないでしょう。学生やフリーターの方でも、アルバイトで一定の収入を得ている方ならローンを組むことが可能です。

審査では職場に在籍確認の電話が入ることが想定されますが、それが理由で包茎手術を受けたことを周囲に知られることはないでしょう。もちろん、家族に知られる心配もありません。

手術費が懸念材料になって包茎手術を受ける決心ができない方は、医療ローンの利用を検討してみましょう。クリニックでのカウンセリング時に相談すれば、適切なローンプランを提示してくれるはずです。

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包茎手術に関するQ&A

Q.1 手術後の傷跡は目立ちますか？

手術は通常、目立たないようペニスの頭部の直下で行われ、傷跡が隠れます。

Q.2 包茎手術はペニスの成長を促進しますか？

手術は成長期の少年に自然な成長と重なる場合がありますが、大人では成長を促すものではありません。

Q.3 年齢と共に亀頭が引っかかりやすくなるのはなぜですか？

亀頭内の皮膚は繊細で、年齢とともに皮膚の弾力と細胞の更新が減少するためです。

Q.4 手術後に皮膚が過度に締まりすぎるリスクはありますか？

手術は個々に合わせて行われ、勃起時でも正常に機能するように皮膚が調整されます。

Q.5 包茎手術の痛みはどの程度ですか？

麻酔を使用して行われるため、手術中は痛みを感じません。

Q.6 包茎手術が勃起機能に影響を与えることはありますか？

手術では重要な神経や血管が保護されるため、勃起機能に影響はありません。

Q.7 手術後、いつから通常の活動や性行為を再開できますか？

軽い活動はすぐに可能ですが、運動は1週間、性行為は約4週間程度待つ必要があります。

Q.8 手術結果に満足できなかった場合はどうすればいいですか？

クリニックでは相談に応じ、期待に沿わない手術結果の問題を解決します。

Q.9 未成年でも親の同意なしに手術を受けることはできますか？

未成年者は通常、親の同意が必要で、診察や治療時には親が同伴する必要があります。